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銀行関連ニュース: 日経金融機関ランキングに異変アリ  
執筆者: ginkou
発行日付: 2016/2/17
閲覧数: 791
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まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「<複数回答可>長期金利が一時マイナスとなるなど、日銀のマイナス金利政策の影響が広がっていますが、マイナス金利時代の運用方法として魅力的なものはどれ?」では・・・

 1位:当面はリスク資産の運用を減らすべき 37%
 2位:J−REIT 16%
  〃:変動金利型個人向け国債 16%
 4位:グローバルREIT 8%
  〃:その他の運用方法 8%
 6位:配当利回りの高い日本株 4%
  〃:配当利回りの高い米国株 4%
  〃:その他 4%

 となりました。複数回答可なので、いつものように投票者の数を分母にするとこういうことですね。

 1位:当面はリスク資産の運用を減らすべき 56%
 2位:J−REIT 24%
  〃:変動金利型個人向け国債 24%
 4位:グローバルREIT 12%
  〃:その他の運用方法 12%
 6位:配当利回りの高い日本株 6%
  〃:配当利回りの高い米国株 6%
  〃:その他 4%

 非常に・・・筆者の感覚に近しい結果となっています!つまり1位は「当面はリスク資産の運用を減らすべき」であるものの、その中でも投資に多少の魅力があるとすれば2位の「J−REIT」と「変動金利型個人向け国債」であるということですね。

 それぞれ得票シェアは約6割と約2割となっています。

 「J−REIT」については金利が下がれば増益要因ですし、マイナス金利政策に動揺した個人の資金が流入すれば価格上昇も見込めます。実際の価格推移はこのようになっています。

 

 やはり意外と底堅く推移していますね!同じように考える人は少なくないということなのでしょう。

 また「変動金利型個人向け国債」についても多くの識者がお勧めしておりますが、どれだけ長期金利が低下しても制度上、0.05%よりは下がらないという点が魅力と言えます。

 とは言いつつ資産運用に関して過剰な期待は禁物です。「利息がほしいから」という理由だけで利息をもらえるほど甘くはありません。必ずリターンの裏にはリスクがありますし、リスクがないように見えるのはかえって危険ですね。

 「マイナス金利時代」のお作法としては、「資産運用に期待しない」という悟りの境地が必要かもしれません。特に今は、中国+原油のチャイルショックで株価や為替相場の底が抜けてしまっているので尚更です。十分ご注意ください。

 なお読者の方から以下のような意見をいただきました。

 「私は手堅い資産運用として個人年金を考えています。支払いを年払いにすれば各HPでシミュレーションされている利回りがさらにUPします。」

 個人年金については、円貨or外貨、定額or変額といろいろありますが、確かにこの中でも「円貨×定額」であれば円定期預金に近い運用ができそうです。

 たとえばある商品では35歳から払い込んで、65歳から10年かけて受け取る場合の戻り率は+11.1%のようです。実質的な運用期間を約23年とすると(計算間違いがあったらすみません)、単利では約0.48%となります。

 今の金利観からすれば悪くない水準です。生命保険もついてくるわけですから、十分検討に値するのではないでしょうか。

 ただ一方で、今後、金利がアップしたとしてもこうした予定利率が上昇していくわけではありませんので、金利上昇メリットは放棄する必要が出てきます。

 またマイナス金利政策発表後もたとえば20年もの国債の市場金利は0.772%となっており、もう少し良いですね。

 さらにこうした個人年金の予定利率もそう遠くない将来、引き下げられる可能性が高いと思いますので、最新の条件をチェックする必要があるのは言うまでもありません。

 ではアンケートへの投票がまだの方は、ぜひ投票をお願いいたします。アンケートは3月10日まで。

〔投票〕http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1236

〔前回のコラム〕http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=1001



            −−− Ginkou −−−

顧客満足度、ソニー銀が9年連続首位 日経金融機関ランキング

http://www.nikkei.com
 
 日本経済新聞社が三大都市圏の個人を対象に実施した第12回日経金融機関ランキングで、インターネット専業銀行のソニー銀行が顧客満足度で9年連続の首位となった。京都中央信用金庫が2位に浮上し、前回から順位を1つ落としたイオン銀行が3位に入った。

 ソニー銀とイオン銀のほか、異業種から進出してきた「新規参入行」では7位に住信SBIネット銀行が入った。信金勢は8位に城南信用金庫、9位に大阪信用金庫が入るなど躍進した。地銀でも大垣共立銀行が4位、埼玉りそな銀行が5位に入り、地域金融機関がトップ10の半数を占める結果となった。

 ※抜粋

〔 出典:日本経済新聞 〕

            −−− Ginkou −−−


 さて今週はようやくマイナス金利ネタもお休みで、こちらの話題に行きたいと思います。

 毎年この時期になると、恒例の日経金融機関ランキングが発表されるのですが、今回の結果はこういうことになりました。

■第12回日経金融機関ランキング/顧客の満足度評価(カッコ内は前回調査)

 1位:(1位)ソニー銀行
 2位:(35位)京都中央信用金庫
 3位:(2位)イオン銀行
 4位:(4位)大垣共立銀行
 5位:(7位)埼玉りそな銀行
 6位:(26位)みずほ信託銀行
 7位:(3位)住信SBIネット銀行
 8位:(28位)城南信用金庫
 9位:(12位)大阪信用金庫
 10位:(15位)三井住友銀行


 いかがでしょう?

 さてここからは、いつものような結論になるかと思いますので、食傷気味の方は読み飛ばしください(笑)。

 それはともかく、これまでは正直、魅力がわからない銀行が多くランクインしており、ぶっちゃけ「全くあてにならないランキング」という印象でした。

 しかし昨年は「かなり納得感のあるランキングとなってきました」とコメントしました。では昨年はどういうランキングだったか思い出すとこういうことですね。

 1位:(1位)ソニー銀行
 2位:(6位)イオン銀行
 3位:(3位)住信SBIネット銀行
 4位:(4位)大垣共立銀行
 5位:(1位)セブン銀行
 6位:(10位)新生銀行
 7位:(5位)埼玉りそな銀行
 8位:(13位)大和ネクスト銀行
 9位:(9位)りそな銀行
 10位:(7位)じぶん銀行


 ネット銀行新興銀行が上位を占め、下位にメガバンクが控えるという図式ですね。確かに納得感がある上に、見知った銀行ばかりというのも安心感・安定感があります。

 翻って今年のランキングを見てみると・・・再びカオスですね!(苦笑)

 決して地域金融機関を軽んじているわけではありませんが、2位に「京都中央信用金庫」、8位に「城南信用金庫」、9位に「大阪信用金庫」がいきなりランクインしてくるというのは理解しがたいですね。

 特に京都中央信用金庫は昨年の35位から大幅に順位をあげたわけですが、ではこの1年間で京都中央信用金庫が抜本的に変わったかと言うとそんなことはもちろんありません。

 とすると来年のこのランキングには跡形もなくなっている可能性も高そうです。個人的には若かりし頃、同金庫にお世話になったこともあるので悪い印象はないのですが。

 それ以外にも6位の「みずほ信託銀行」も違和感があります。預金金利も住宅ローン金利もATM手数料も振込手数料も、申し訳ないですが見るべきものは1つもありません。そもそもみずほグループの中で同行はどんどん「信託回帰」しているわけで、よほどの信託愛好者でもない限り、金融機関ランキングとして評価が高まる可能性はほぼないと思います。

 少なくとも26位から6位にアップした理由は日経新聞でも説明できないのは間違いないですね。

 そんなわけでまたまた「全くあてにならないランキング」に戻ってしまった感のある上記ランキングですが、逆に納得感を高めようとすれば重視すべきなのは以下のような項目だと思います。

 ・ATM手数料、振込み手数料の安さ
 ・ATM、インターネットバンキングの利便性
 ・定期預金金利の高さ
 ・信用力


 このような視点に立てば、ランキング結果は大きく変わってくるものと思います。

 加えて毎回ご案内しているように、ランキングとして最も違和感を感じるのが、ソニー銀行が不動の1位となっている点ですね。これでもう9年連続ということです。

 もちろん、ATM手数料もまずまず安いですし、振り込み手数料もまずまず。預金金利も住宅ローン金利もそれなりに良くて、投資商品のサービスも悪くないわけで、つまり全般的にサービスが「それなりに魅力的な銀行」と言えるのは間違いありませんし、筆者のメインバンクの1つでもありますが、しかし1位かと言われると・・・ちょっと違いますよね。

 特に、忘れもしない2014年のランキングではセブン銀行と「同率1位」というのもかなり「作為的」でしたね。多くの指標を組み合わせた結果がたまたま同じになるというのは通常ありえませんし、特に1位ともなると持ち点もかなり多くなりますので、0.01点でも差が出るのが普通です。

 やはり日本レコード大賞のように、ソニー銀行を1位にしようという隠然とした力学が働いているということなのでしょう。その点は割り引く必要がありそうです。実際、ソニー銀行の預金量は徐々に減っていますしね。

 ちなみにそのセブン銀行は今年は圏外ですね。1年前と比較してそのサービス内容は何も変わっていないはずなのにです。あえて言えばATM台数が増えたくらいでしょうか?いやはや。

 さて、毎年恒例の結論部分に入っていきますが、こうしたランキングの問題点は、仮に調査方法が公正なもので、回答者の抽出方法も公正なものだとしても、回答結果を集計し、指数化する時点でどうしても結果が恣意的になってしまう点です。

 以前と同様、約20項目の質問から構成されているとすれば、どの質問に何点を配分するかで、結果は大きく変動しまいます。従来の点数配分はこうでした。

 ・接客/営業時間  約25点
 ・商品/サービス  約35点
 ・信頼性      約25点
 ・今後も利用したい 約15点


 これが「顧客の満足度」を最も正確に表している保証はありません。ちなみに筆者の顧客満足度を点数配分するなら・・・

 ・接客/営業時間  約10点
 ・商品/サービス  約60点
 ・信頼性      約10点
 ・今後も利用したい 約20点


 という感じになります。仮にこの配分で集計し直せば結果はもっとスペック重視となるでしょうね。

 これも毎回書いていることですが、より信頼性の高い顧客満足度ランキングを出したいなら、単純に「使ってみて最も満足度の高い銀行は?」と言う質問を1つだけ聞くことであります。これなら結果が恣意的になることはありませんね。

 上記の点数配分で言えば「今後も利用したい」に100点配分してしまう、というのも手ですね。

 ちなみに当サイトでの昨年のアンケート結果はこのようになっております。
 http://www.ginkou.info/modules/ranking/index.php

 総合ランキングでは以下のような順位ですね。

 1位:住信SBIネット銀行
 2位:新生銀行
 3位:オリックス銀行
 4位:東京スター銀行
 5位:じぶん銀行
 6位:楽天銀行
 7位:三菱東京UFJ銀行
 7位:あおぞら銀行
 7位:ソニー銀行
 10位:りそな銀行
 10位:イオン銀行


 当サイトでは住信SBIネット銀行8年連続1位となる一方、ソニー銀行同率7位ということです・・・納得感のある順位ですよね?(笑)手前味噌ではありますが。

 そうするとやはり、上記日経金融機関ランキングでソニー銀行が「顧客満足度9年連続1位」というのがやっぱり腑に落ちません。

 繰り返しになりますが、筆者もソニー銀行のヘビーユーザーなので、お世話になっているのですけれどね・・・。

 ということで今回の読者アンケートは「毎年恒例の日経金融機関ランキングでは、ソニー銀行が9年連続首位と圧倒的な強さを見せる一方、2位になぜか京都中央信用金庫がランクインするなど再び迷走気味です。あなたはこの結果に納得できる?」でいきましょう。投票は3月17日まで。

■毎年恒例の日経金融機関ランキングでは、ソニー銀行が9年連続首位と圧倒的な強さを見せる一方、2位になぜか京都中央信用金庫がランクインするなど再び迷走気味です。あなたはこの結果に納得できる?(3月17日まで)
 
http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1238




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