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銀行関連ニュース: 実況中継!自腹で資産運用〜前月比−2万円  
執筆者: ginkou
発行日付: 2016/6/20
閲覧数: 955
サイズは 15.19 KB
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このコラムは筆者の実際の資産運用の推移です。2006年4月から始めた想定ですので、10年3ヶ月目となります。

 実際はもっと前からやっていますが、この時期に運用を始めた資金があるのでその推移をご案内しています。筆者の失敗や成功から、何か運用のヒントを感じてもらえれば幸いです。

 なお、前号をご覧になっている方は間を飛ばして<4.運用実績>からご覧ください。また、最新号をご覧になりたい方は(本サイトの)メインメニューの「実況中継!資産運用」をクリックしてください。

■前号:http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=1028

<1.運用方針>
1.毎日、資産運用するヒマはないし、かけた時間だけの「あがり」は期待できないので、見直しは月1回のみとします。
2.投資対象は分散したいので、投資信託を中心とします。
3.目標利回りは年5%。割合、低めです(笑)。リスクは積極的に取りますが、安全性も重視します。
4.投資方針としては、「逆張り=下がったら買い」を目指していましたが、昨今の株価下落を背景に「積極的な手仕舞い」モードに移り、現時点ではほぼ手仕舞い完了です。

<2.計算方法>
1.筆者の実際の運用結果に基づき利回りを算出しますが、あまり元本が少ないのも迫力がありませんし、あまり元本が多いのも真実味がない、ということで元本を大体500万円くらいに換算して計算します。したがって目標利回り年5%ですから年間25万円くらいの利益を目指すことになります。
2.2006年4月からスタートしたことにします。
3.手数料なども加味します。したがって、運用開始時はいきなりマイナス3%など、手数料分だけマイナスから始まります。
4.計算が面倒なので、お給料などの追加資金は含めません。

<3.現在の運用割合>



 現在の運用割合ですが・・・ついに投資資産のかなりの部分を売却し、9割超普通預金となりました!

 国内外の債券日本株先進国株新興国株海外REITもたたき売り、残る投資資産は国内REITだけとなっております。さっぱりしてしまいましたね・・・。

 売却については昨今の株価下落に対して過剰反応してしまった気もしなくはないですが、吉と出るか凶と出るかは神のみぞ知る、です。

<4.運用実績>



 まずは運用実績の前月との比較です。今月は−2万円とわずかにマイナスですね。

 つまりは残った唯一の投資資産である国内REITが下落したということですが、すでにほとんどのリスク資産を売却してしまった今となってはプラスであってもマイナスであってもその金額は誤差の範囲内です・・・。

 次に当ポートフォリオの通算成績はこのようになっています。



 通算成績としては、ほとんどのリスク資産を売却してしまったこともあり、当面は海外債券/先進国海外債券/新興国国内REIT国内株式/高配当株海外株式/高配当株海外株式/中国海外株式/アジアの黒字が確定、ということになります。

 逆に言えば海外REIT国内株式/新興市場海外株式/ロシア・東欧海外株式/ブラジル海外株式/インドの赤字もまた当面確定ということになります。

 そうしたわけで「7勝5敗」という全体成績もまた当面はこのままですね。



 全体の通算成績の推移ですが、通算の運用益はプラス約74万円となっています。こちらも当面はこのままということです。

 目標としては毎年25万円の利益ということなので、丸10年となる今年4月の目標は「250万円の黒字」が必要だったわけですが・・・重い「宿題」となりそうです。

 先は長いですが、どこかのタイミングで投資を本格的に再開していく中でこの目標値をクリアしたいものです。

<5.今月の追加投資/売却>

 さてここからは相場全体を眺めながら投資再開のタイミングを探っていきたいと思います。まず株式相場を眺めてみるとこうなっています。

■日経平均

 

■アメリカ株(S&P500)

 

■先進国株(円建て)

 

■新興国株(円建て)

 

 今月は結構、対照的な動きとなっていますね。日経平均、先進国株、新興国株が低迷する一方でアメリカ株だけが好調を維持しているように見えます。

 先進国株の中の多くがアメリカ株であることを踏まえれば一見矛盾するわけですが、上記の通り先進国株も新興国株もどちらの指数も「円建て」であることを踏まえれば、為替相場の影響が予想されますね。

 円安になればこれらの株価が見かけ上、上昇するのに対して、円高になれば逆に低下することになります。そうしたわけでドル円相場をチェックしてみるとこうなっています。

■ドル円相場

 

 予想通り円高が大きく進んでいますね!一時は120円を超えていたドル円が今や104円ですからね。13%も円高が進んでいるということになります。

 そして円高が進めば輸出企業の業績が悪化し、日経平均も下落することになります。つまりは今月の日経平均、先進国株、新興国株の下落は全て円高で説明できる、ということですね。

 さらに先月もご案内したように今の為替相場が恐ろしいのは適正水準がよく分からないという点です。数年前まで80円前後だったことを考えればそのレベルまで円高が進んでもおかしくありません。

 今までの円が安すぎましたからね。どこかで反動が来るのも当然と言えそうです。

 しかし円高で株もダメ、企業業績もダメ、物価もダメ、ということになればいよいよデフレ経済に逆戻りです。筆者自身はデフレがそれほど悪いものであるとは思っていませんが、しかし「デフレからの脱却」が旗印だったアベノミクスにとってはついに曲がり角を迎えることになります。

 折しもこの夏に参議院選挙が予定されているわけですが、与党は苦戦するかもしれませんね。「増税延期」という最大のお土産を持参しての国政選挙ですがその結果はどうなるのでしょうか。

 もちろん他人事ではなく、我々有権者1人1人の選択が問われております。

 それはともかくとして今般の円高要因をもう少し詳しく分析すると、上記の通り「これまでの反動」以外の要因としては・・・まず短期的には先週の日銀の金融政策決定会合追加緩和が見送られたことですね。

 金融緩和は、かなり存在感が薄れつつあるとは言え円安要因ですから、金融緩和が見送られれば円高となるのは当然です。

 そして今週はさらに大きな政治イベントが控えておりますね!何度も書いておりますがイギリスのEU離脱の是非を問う国民投票が23日に予定されています。もし「離脱」となれば相対的に安全と言える日本円が買われて円高になる、というシナリオに違和感はありませんが、実際のところ事前の世論調査では「離脱」支持が多数派です。

 とすると投票結果によっては、さらなる円高が引き起こされても不思議ではありませんね。

 と言うわけで短期的には円高要因が数多くあるわけですが、中期的にも円高要因はあります。何かといえば、先進国の先陣を切って利上げを決断したアメリカの利上げ姿勢が、アメリカ国内の雇用の弱さや中国経済の減速を受けてどんどん後退しているのですね。

 金利が上がった通貨は短期的には上昇するということになっておりまして、利上げされた米ドルは上昇が見込まれていたわけですが、その利上げが後退するとなれば米ドルが下落すると考えるのは自然です。つまり円高ドル安になるということです。

 実際、足元の円高にはこうしたアメリカの金融政策の変化がかなり反映されているのではないかと思います。

 したがって何が起こるかわからない金融市場ではありますが、今後も円高がどんどん進んでいく事態をしっかり想定した上でリスク管理をしていただければと思います。

 上記為替相場のグラフを見れば、ほぼ一直線に円高が進んでいるわけですからね!かなり強い円高トレンドが進行しているのは間違いありません。

 ただし。

 長期的に見れば、アメリカがどこかで再び「利上げモード」に入っていくのではないかと思います。景気が良いときに金利を引き上げておかないと次の不景気の時に打つ手がなくなってしまうからです。

 ペースを落としたと言っても好調な経済を背景にアメリカで利上げが進んでいくのは確実です。そもそも年4回だろうと年2回だろうと年1回だろうと利上げ姿勢が維持されているわけですし、繰り返しになりますが、次の不景気の前に金利を引き上げておこうと思えば今しかありません

 つまり、短期的に「逆回転」となったとしても、長期的にはいつもご案内しているように

 ・アメリカの利上げは進み、

 ・ドル高となり、

 ・アメリカの株価は下落し、

 ・資源価格は低迷し、

 ・新興国の株価は下落する


ということでしょうから、やはり投資を本格的に再開させるには時期尚早な気がします。

 さらに今ホットなイギリスのEU離脱問題に加え、忘れてはいけないのはアメリカの大統領選挙ですね。こちらもかなりの政治的なリスクを内包しています。

 投資のタイミングとしては・・・いつか来るであろう世界的なリセッション=景気後退の後に再参戦というのが良さそうですがいかがでしょうか?

 じっと待つというのはそれはそれでストレスを感じなくもないですが、もちろん大切なのはストレスの有無などではなく着実・堅実な運用リターンです。

 フォローの風が強く吹くことをのんびり待ち続けたいと思います。

<6.他ファンドとの比較>

 筆者の運用スタイルはハイリスク・ハイリターンというよりはミドルリスク・ミドルリターンですので、以下2つのファンドと比較しています。

 ・3分法ファンド(内外の株式・不動産・債券に分散して投資)
 ・グローバル・ソブリン・オープン(先進国の債券に投資)

 そうするとこんな感じですね。3分法ファンドが、グロソブがピンクです。



 当サイトのポートフォリオは引き続き1位を維持しています。

 では次回も来月のこの頃に更新予定です。

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