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銀行関連ニュース: 老後の備えはできている?  
執筆者: ginkou
発行日付: 2016/8/3
閲覧数: 617
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まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「じぶん銀行がauユーザー向け優遇サービスである「プレミアムバンク for au」の11月での終了と、その受け皿としての「じぶんプラス」の開始を発表していますが、残念ながらその中身は改悪のようです。あなたの評価と対応は?」では・・・

 1位:口座を持っていない/口座を開設したくない 31%
 2位:口座を持っている/そのまま使い続ける 25%
 3位:口座を持っている/取引をやめる・解約する 18%
  〃:口座を持っていない/様子を見てから決める 18%
 5位:口座を持っている/取引を減らす 6%

 となりました。1位は「口座を持っていない/口座を開設したくない」というもので・・・当然の結果と言えそうです。こうしたニュースを前に「ぜひ口座を開設したい!」という人はいないでしょうからね。

 ただ一方で2位に「口座を持っている/そのまま使い続ける」が入るなど批判一辺倒、というわけでもないようですね。そこで気になる口座保有者だけの回答を抜き出すとこうなっています。

 ・口座を持っている/そのまま使い続ける 50%
 ・口座を持っている/取引を減らす 12%
 ・口座を持っている/取引をやめる・解約する 38%
 ・口座を持っている/様子を見てから決める 0%


 半分は「そのまま使い続ける」一方で、残りの半分は「取引を減らす、やめる」ということで・・・完全に拮抗しているわけですね!確かにじぶん銀行の中でもau利用者にとっては大幅な改悪である一方で、非au利用者にとっては優遇サービスが改善される可能性があります。

 前回のコラムでもご案内したように優遇条件と優遇内容のバランスは決して悪くありませんからね。冷静になって他行の優遇サービスと比較する中で、取引を続けてもよいかな?と思われる方はおられるのかもしれません。

 特にすでに残高が300万円以上ある方はむしろ優遇が拡大するでしょうしね。

 また、あくまでじぶん銀行は定期預金などを利用する口座であって、ATMも振り込みもほとんど使っていない、ということであればこうした手数料の改悪の影響はほとんどありません。

 とは言いつつ口座を持っていない方の回答結果はこうなっています。

 ・口座を持っている/様子を見てから決める 0%
 ・口座を持っていない/口座を開設したい 0%
 ・口座を持っていない/口座を開設したくない 63%
 ・口座を持っていない/様子を見てから決める 37%


 繰り返しになりますが、こうしたニュースをポジティブに受け止める方は皆無ということですね。ただでさえ、条件と優遇内容を理解するのは困難ですから、口座を持っていない方からすればその時点で思考停止してしまうものと思います。

 後発としては勢いがあるように感じていたじぶん銀行もついにターニングポイントを迎えることになります。今後の業容がどうなっていくのか・・・注目したいと思います。

 しかし、じぶん銀行の歴史を振り返ると数年おきにビジネスモデルというか銀行の「あり方」を変更してきていることが分かります。筆者の拙い理解に基づけばこういった感じでしょうか。

 ・携帯銀行
   ↓
 ・ネット銀行
   ↓
 ・au銀行
   ↓
 ・ネット銀行


 つまり定期的に「フツーのネット銀行」へと揺り戻しがあるわけですね。古いビジネスモデルがうまくいかなかったのか、経営陣の変更などの影響かはよくわかりませんが、興味深いです。

 とするとまた数年経てば新たなビジネスモデルへの挑戦が始まるのですかね?積極的な値付けなどを見ると「ローン銀行」への脱皮を図ろうとしているようにも見えますが・・・。

 真偽は分かりませんが、保守的な銀行ビジネスに一石を投じるような挑戦に期待したいと思います。

 ではアンケートへの投票がまだの方は、ぜひ投票をお願いいたします。アンケートは8月6日まで。

〔投票〕http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1284

〔前回のコラム〕http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=1050



            −−− Ginkou −−−

「長い老後」へ備え不十分  50代、資金計画38%止まり

http://www.nikkei.com
 
 これから定年を迎える中高年層は老後への備えが不十分。こんな結果が金融広報中央委員会の「金融リテラシー調査」で分かった。50代の男女で老後の資金計画を立てている人は38%にとどまった。老後の生活費に関する必要額を認識していると答えた人の割合は54.4%、将来年金として受け取れる金額を理解している人も40.3%と半数を下回った。

 同委員会が今年2〜3月にかけて全国の2万5千人を対象に調べた。

〔 出典:日本経済新聞 〕

            −−− Ginkou −−−


 そういえば最近、老後資金について取り上げていない気がしますが、それに関連して興味深いアンケート結果が発表されています。上記記事の通りですが、金融広報中央委員会が全国の2万5千人を対象にした調査では50代で老後の資金計画を立てている人38%にとどまった、ということです。

 元データをチェックしてみると複数回答可でこういうQ&Aになっていました。

■50代の老後への準備

 ・老後資金の必要額を認識している : 54%
 ・年金の受給金額を認識している  : 40%
 ・老後資金計画を策定している   : 38%
 ・老後資金を確保している     : 28%


 まぁ・・・こんなものなのではないでしょうか?最近増えていると聞く、「貯金ゼロ世帯」などの存在を考えるとむしろ良い結果と言えるかもしれません。

 かく言う筆者も老後資金への理解はと言えば、「総額1億円くらいだけれど、年金なども考慮すれば3〜4,000万円だっけ?」と言ったザックリとした理解ですし、それ以上踏み込む気にもあまりなれません

 その理由を思いつくままに書き出すとこうした感じでしょうか。

 ・目標額が定まっていなくても一定の「貯金体質」は出来ている。
 ・目標額が思っていたより少ないと気が緩みそう。
 ・目標額が思っていたより高くても、収入を大きく増やすことも支出を大きく減らすことも難しい。
 ・そもそもそうした目標額の信憑性は不明。
 ・計画をきっちり立てて、リスクを徹底的に排除していきたいと思うほど神経質ではない。


 筆者自身としてはそれなりに納得感のある理由ばかりですが、第3者への説得力・共感力はどんなものでしょうね?(笑)

 特に一番最後の「リスクに鈍感」というのは、個人的な感覚としては相当な「性差」があると思っています。つまり男性陣には一定割合で共感していただける一方で、女性陣には全く共感していただけないのではないでしょうか?

 男性は「株好き」、女性は「保険好き」とするなら、やはりリスクに対する感覚は相応の性差がありそうです。社会システムの中での性差の考え方(有体に言えば男女差別)にはもちろん反対ですが、脳科学における性差は大好物の筆者でありました。

 それはともかくとして、筆者のように「老後の備え=貯金は確実に行っているけれども、資金計画などは立てていない」という方が多くおられるのであれば必ずしもこうした「金融リテラシー=金融の知識」がすなわち、老後に対する準備姿勢をダイレクトに反映しているものではないでしょうけれど、とは言いつつ、こと貯金に関しては後で悔やんでもリカバリーはほとんど不可能ですので、老後資金のおおよその必要額は一度くらい計算しておいた方がよさそうです。

 おそらく40代だと収入面でも支出面でもあまりに変動の可能性が大きすぎて意味のある試算は難しそうですが、たとえば50歳55歳になってくるとそうした変動要因もかなりなくなってくると思いますので、より意義があると言えるかもしれません。

 仮に50歳の時点で老後=65歳までに「1,000万円足りない!」となったしても、15年あればまぁ、何とかなるような気がします。例えば月3万円節約するだけで15年間で「540万円のプラス」となります。

 で、たとえば配偶者がパートに出るなどして月3万円稼げればこれまた15年間で「540万円」ですから合わせて「+1,080万円」ですね。働いている間は無駄遣いはできませんのでこの「収入増+支出削減」の効果は結構多いのではないかと思います。

 これが60歳の時点で「1,000万円足りない!」となるとかなり厄介ですね。年間200万円の貯金が必要ですから、毎月にならせば17万円近い貯金が必要になってきます。もしそんな貯金ができるのであればとっくにやっていますよね・・・。

 ただしそうした方でも心配に及びません。65歳以降も働けばいいのですね!

 今後少子高齢化でますます人手不足は深刻化していくでしょうから、探せば働き口は見つかりそうです。ちょっと計算すればわかりますが70歳や75歳まで働けば老後の資金計画は劇的に改善します。

 今のシニアは70代前半くらいまではお元気ですからね。十分可能性はあるのではないでしょうか。

 そもそも年金は20年も30年も受け取ることを想定して設計されてはいません。その点からも「労働可能年齢」まで働き続けることは社会貢献という点でも意義深いです。

 ご本人にとっても老後の暮らし方として、いきなり無職になるよりは働くことで社会とのつながりを維持する方がよっぽど精神衛生上いいでしょうしね。

 さらに繰り返しになりますが働いている間は無駄遣いはできませんので、収入増だけでなく支出の削減効果もかなり大きいのではないかと思います。

 筆者も学生時代、コンビニでバイトした経験がありますが、賞味期限が過ぎた弁当やパン類は食べ放題だったのでエンゲル係数が大きく下がった思い出があります(笑)。今のコンビニの商品管理ルールは知りませんが。

 そうした点では、ゆとりある老後を過ごすために必要なリテラシー(知識)は、金融リテラシーではなく、ビジネスリテラシーと言えるかもしれません。

 パソコンは当然としてスマホやSNSと言った新しいIT環境に常に適用していくことも大切ですし、グローバル化は否応なく進んでいくでしょうから語学力も大切です。

 加えて年の若い子ともプライドを捨てて付き合える「心の柔軟性」も必要でしょうね。この点は女性の方が得意そうですが・・・。

 そうしたわけで今後、老後の資金計画を考えようとされている方は、老後のワーキング計画も立てていただければと思います。

 筆者に何かプランがあるかと言われると答えに窮しますが・・・。
 
 ということで今回の読者アンケートは「<複数選択可>金融広報中央委員会の金融リテラシー調査では、50代の男女で老後の資金計画を立てている人は38%にとどまった、とのことですがあなたは老後の資金計画を立てている?」でいきましょう。投票は9月3日まで。

■<複数選択可>金融広報中央委員会の金融リテラシー調査では、50代の男女で老後の資金計画を立てている人は38%にとどまった、とのことですがあなたは老後の資金計画を立てている?(9月3日まで)
 
http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1286




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